電卓品質認定制度は、電卓メーカーの団体である社団法人 日本事務機械工業会
電卓部会が、会員会社14社の賛同を得て2年間の準備期間の後、1974年(昭和49年3月1日)に発足させた制度です。電卓業界の過当競争から生じがちな品質・性能・アフターサービスの低下を防止しユーザーが安心して使える電卓を供給することを目的に制定されました。
<ポイント>
@生産者認定とA個々の商品の品質認定を行い、この2つに合格すると工業会の許諾により電卓の品質が認証された証とし“BMマーク”を該当商品に貼付できるものでした。
<概要>
@生産者認定は、電卓生産工場そのものを審査するものであり、公的な第3者機関(財団法人
機械電子検査検定協会)に委託し、A個々の商品の品質認定は、工業会の認定基準や試験基準による検査データを審査委員会で厳格にチェックする体制でした。
この制度の運用で技術水準、品質確保が定着したことから、当制度は昭和60年3月末をもって廃止されました。 |