電卓の日とは

“電卓の日(3月20日)”は、1974年(昭和49年)にわが国の電子式卓上計算機(電卓)の生産数量が年間1000万台を突破したことと、国産の電卓が発売されてちょうど10年目の節目に当たることを記念し、社団法人 日本事務機械工業会(現在の一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会)の電卓部会が制定しました。

電卓は、東京オリンピックの年に当たる1964年(昭和39年)3月18日にシャープ鰍ェ価格535千円、重さ25Kgのフルキー式電卓「CS−10A」を国産第1号として発売以来、「使い易さ、低消費電力化、低価格化」を実現する“軽薄短小化”へのたゆまぬ技術開発と品質確保、技術の応用などによって世界を席巻し、その後の液晶産業・半導体産業・太陽電池産業など、日本のエレクトロニクス産業が隆盛する基を築きました。

こうした経緯から“電卓の日”を3月18日とする案もありましたが、多くの記念日がある3月の中でも、市場の隆盛を象徴する春の到来を意味し、しかも覚えやすい日ということで”3月20日”に設定されました。