円周率の日(数学の日)とは

“ 電卓の日(3月20日) ” に因み、関数電卓に関わりがある円周率の近似値3.14159265....の上3ケタに一致する3月14日を、海外では、“ 円周率の日(PI DAY) ” とされており、円周率を記号「π」で表すことから、パイを食べる、映画「π」を見るなど、パイにちなんで祝う人たちもいるという。
また、この日は貴重な瞬間があるらしく “ 3月14日1時5分9秒” “ 3月14日15時9分2秒”・・・一部の方で話題になっています。

円周率を使う公式には、「円の面積=半径×半径×円周率」や「円周の長さ=直径×円周率」などがあります。
円周率は、元々円周と直径の比(円周÷直径)で定義され、どの円でも一定の値を取るものですが、この計算(円周÷直径)は割り切れません。そのため、近似値や特定の文字に置き換えることで表現されています。
とても奥の深い円周率、世界中の人々が紀元前から現在までいろいろな形で研究をしていて、今なお、どんどん進化しています。コンピューターを使用した計算では、1兆桁を超えて計算され、暗唱では6万桁を超える記録が 『 ギネス世界記録 』 によって認定(平成17年11月20日)されています。
また、アメリカ合衆国の下院では、学校でこの日を利用して生徒に円周率について教え、「数学を学ぶ魅力を伝える」よう呼びかける決議案( "Supporting the designation of Pi Day, and for other purposes." )が平成21年(2009年)に承認されたそうです。

日本数学検定協会では、数学を生涯学習として、子供から大人まで楽しめるものに発展させようと平成9年(1997年)“ 数学の日 ” と定め、日本記念日協会に登録されています。

「なるほど統計学園」(総務省統計局) (http://www.stat.go.jp/naruhodo/c3fam.htm)を引用しました。